ラーメン好きな私が、『一番好きなラーメン屋はどこなんですか?』という、どこが一番なんてそもそも比べられないでしょと言いたくなる、困った質問を受けた時に、それでもあえて答えるのが高崎市の剣崎町にある【だるま大使】です。
ブタの頭をスープに使った本格派のやみつき濃厚豚骨ラーメンです。県内外にたくさんのフリークがいることで知られていて、群馬にラーメン食べ歩きに来る県外の人と交流すると、新しい店を数軒回った後にリピートでだるま大使に行って〆るという方が複数いらっしゃいました。
自分は18歳の時に群馬に進学でやってきて、大学の新歓コンパで連れて行ってもらったんでしたかね。当時は国道18号線沿いの群馬八幡駅の近くにあって、入店に1時間待ちは当たり前。それはそれは大混雑していた記憶があります。呼び出し順番待ちボードに名前を書いたら横のゲームセンターで時間を潰すというのがみんなの定番でした。この為にゲームセンターも大流行りだったんですが、だるま大使本店が現在の剣崎町に移転してほどなく、そのゲームセンターまで潰れるという珍現象も起きました。
その後、店長が独立する形で高崎問屋町駅前に2号店がオープンするに至り、こちらで本店にはないオリジナルメニューとしてラインナップされたのが【だるまらーめんパートIII】と言うわけです。
この問屋町の2号店は高崎市の中心部に近くて寄りやすい上、当時本店ではやっていなかったランチ営業もしていた為、こちらも大行列の人気店でした。しかしながら、ラーメン屋というのは仕込みから提供まで一人でこなす超超重労働ということもあり、店長の体力的な問題もあって、昨年に業態変更の形でやむなく閉店となったのです。
これでパートIIIは永遠に食べられなくなったのかと思いきやこんな投稿を目にいたしました。
これは嬉しい!本店流に改良を重ねたパートIIIを発売するというじゃないですか。そこで早速行ってきました。
だるまらーめんパートIII
パートIIIは自分がいつも食べているパートⅡ(背脂醤油豚骨)とは全く違い、魚介醤油の節系らーめんです。豚骨スープを使っているんですが、実にさっぱりしていて非常に食べやすいのが特徴です。
麺は通常メニューでもお馴染みの、博多麺か極み麺を選択可能。今回は博多麺より少し太めの極み麺をチョイスしました。喉越しの良いストレート麺で魚粉の溶け込んだスープを見事に絡め取ってくれます。
チャーシューや煮卵も定番のだるまラーメンとは違う仕上がりで作り分けられており、共用にしないところにこだわりの強さを感じさせます。総じて食べやすく豚骨ラーメンは少し苦手という方にはもってこいの仕上がりですね。ぜひ皆さんもお試しをー
結局、パートⅡの方もどうしても食べたくなり2杯食べたんですが、どちらもキャラの違う美味しいラーメンです。これは比べられないなあ(笑)
だるま大使公式ホームページ